ハンターハンター屈指の名勝負!ドッジボール戦は何巻何話&結末徹底解説
冨樫義博氏による大人気バトル漫画『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』において、シリーズ屈指の熱量を誇る屈指のエピソードといえば「グリードアイランド(G・I)編」のドッジボール対決です。ゲームマスターのひとりであるレイザーの圧倒的な念能力を前に、普段は相容れないゴン、キルア、ヒソカが繰り広げた奇跡の共闘は、連載から長い年月を経た現在でも多くのファンの心を掴んで離しません。
強烈な緊張感と緻密な念能力の駆け引き、そしてキルアの手の負傷を巡る友情のドラマなど、見どころが凝縮されたこの一戦。「原作漫画の何巻に載っているのか」「アニメ版では何話を見ればいいのか」と改めて振り返りたい読者に向けて、試合のルールや参加メンバー、勝敗を分けた結末のトリックまで余すところなく紐解いていきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ドッジボール戦は単行本16〜17巻、日本テレビ版アニメでは第70話〜第74話に完全収録。
- 要点2:レイザーの念能力「14人の悪魔」に対抗するため、ゴン・キルア・ヒソカの三大実力者が前代未聞の共闘を展開。
- 要点3:ボロボロになったキルアの手と、ヒソカの「伸縮自在の愛(バンジーガム)」を駆使した戦術が劇的な勝利をもたらした。
【漫画・アニメ対応】ドッジボール戦は何巻・何話で見られる?
レイザーとの緊迫したドッジボール対決を今すぐ振り返りたい方のために、原作漫画とアニメ版の該当エピソードを整理しました。メディアごとに構成が分かれているため、視聴・購読の参考にしてください。
原作漫画では、単行本16巻のNo.159「勝負」から17巻のNo.169「宣言」にかけて収録されています。ゴンが放つ渾身のジャケングーや、レイザーの容赦ないスパイクの威力がページ全体から伝わる大迫力の描写は圧巻です。
アニメ版で追いたい場合、現在各種配信サービスで視聴できる2011年版(マッドハウス制作・日本テレビ系列)では、第70話「根性×ト×友情」から第74話「勝者×ト×敗者」までの全5話にわたって描かれています。ハイクオリティな作画とスピード感あふれる演出で、ボールの軌道やオーラの衝突が見事に映像化されました。なお、旧アニメのOVAシリーズ『HUNTER×HUNTER G・I Final』では、第5話から第8話で同エピソードが描かれています。
【参加メンバー一覧】レイザー戦に挑んだ精鋭8人と独自のドッジボールルール
イベント限定カード「一坪の海岸線(海岸の洞手)」を入手するために課された条件は、レイザー率いる海賊たちをスポーツ勝負で打ち破ることでした。選ばれた種目が、死線と隣り合わせのドッジボールです。
挑む側のゴンチームは、規定人数の8人を揃えるために即席の精鋭チームを結成しました。メンバー構成は以下の通りです。
- ゴン=フリークス:攻撃の主砲として全身全霊の念をボールに注ぎ込む。
- キルア=ゾルディック:砲台となるゴンの威力を殺さず受け止める要役。
- ヒソカ=モロウ:変幻自在のオーラで攻守のキーマンとして機能。
- ビスケット=クルーガー(ビスケ):的確な戦況分析と指示でチームを牽引。
- ツェズゲラ:一ツ星(シングル)ハンターとしての経験を活かし冷静に立ち回る。
- ゴレイヌ:念獣「白賢人(ホワイトゴレイヌ)」「黒賢人(ブラックゴレイヌ)」を駆使した位置入れ替えサポート。
- 果汁(カジュー)&ボポボの残党:人数合わせのために参加したメンバー。
試合形式は内野8人・外野7人制で行われ、「外野に出た選手は『バック(BACK)』を宣言することで1度だけ内野に復帰できる」という特別ルールが採用されました。さらに、コート内のボールには念を込めることが許可されており、実質的には念能力の出力と技術をぶつけ合う命懸けの代理戦争となりました。
ゲームマスター・レイザーの圧倒的強さと念能力「14人の悪魔」
ゴンの父親であるジン・フリークスによって捕縛され、ゲームマスターのひとりとなった元死刑囚のレイザー。彼の放つ実力は、歴戦のプロハンターであるツェズゲラをも戦慄させるものでした。
レイザーの真骨頂は、卓越した放出系念能力にあります。オーラの塊を凝縮して放つバレーボールのスパイクは、直撃すれば人体を容易に破壊するミサイル級の破壊力を誇ります。さらに自身のオーラを具現化・分裂させて生み出す「14人の悪魔」は、自律的に連携プレーを行い、レシーブやパス、コンビネーションアタックを完璧にこなす驚異の戦力でした。
ゲーム全体を維持する放出系オーラを放ちながら、この規模の念獣を自在に操り、自らも最前線で超絶的なパワーを発揮するレイザーの潜在能力は、当時のゴンたちにとってまさに絶望的な壁となって立ちはだかりました。
ゴン・キルア・ヒソカの奇跡の共闘!キルアの手の負傷と絆のドラマ
レイザーの圧倒的なパワーに対抗するため、ゴンは自身の必殺技である「ジャケングー(強化系)」をボールに込めて撃ち出す作戦を決断します。しかし、全開の威力をボールに伝えるためには、ボールを完璧に固定する「台座」となるパートナーが必要不可欠でした。
その危険な役目を引き受けたのが親友のキルアです。ゴンの凄まじい念の反動をまともに受け止めた結果、キルアの両手は皮膚が裂け、骨が見えるほどボロボロに破壊されていきました。それでもキルアは弱音を一切吐かず、オーラによる防御「凝」で手を保護しながらゴンを支え続けます。
キルアが手の負傷を隠していた理由を悟ったツェズゲラは、「ゴンが全力を出せるのは、キルアがボールを持ってくれていると信じ切っているからだ」と気付き、2人の間に流れる絶対的な信頼関係に深く心を打たれます。さらに、普段は利害で動く不気味な存在であるヒソカが、ゴンの背後からオーラで支えるという前代未聞の3人フォーメーションが完成。敵味方の垣根を越えたこの共闘シーンは、グリードアイランド編のハイライトとして語り継がれています。
衝撃の決着!ヒソカの「伸縮自在の愛(バンジーガム)」が勝敗を分けた瞬間
試合の最終局面、ゴンは残された全オーラを注ぎ込んだ超特大のスパイクをレイザーめがけて撃ち放ちます。あまりの威力にゴン自身もその場で意識を失うほどの渾身の一撃でした。
しかし、百戦錬磨のレイザーは即座に「14人の悪魔」を合体させてパワーを底上げし、この規格外のスパイクを見事に頭上へレシーブ。ボールがゴン陣営の内野へ落ちれば、ゴンチームの敗北が決まる絶体絶命の危機に陥ります。
ここで勝敗を決定づけたのが、ヒソカの念能力「伸縮自在の愛(バンジーガム)」でした。ヒソカはゴンのスパイクの威力を受けてレイザーの手元へ向かうボールに、あらかじめガム状のオーラを貼り付けていたのです。空中に跳ね上がったボールはゴムの弾性によって急加速し、再びレイザーの足元へと逆戻り。意表を突かれたレイザーはボールの勢いを殺しきれず、コート外へと押し出されてラインアウトとなりました。
完璧な力勝負の裏で張り巡らされていたヒソカのトリックにより、ゴンチームは見事な完全勝利を収めることとなったのです。
グリードアイランド編屈指の名シーン!読者を熱狂させ続ける理由
なぜレイザーとのドッジボール戦は、今なお読者から最高傑作のひとつとして評価され続けるのでしょうか。その理由は、単なるバトルにとどまらない多層的な面白さにあります。
第一に、「ドッジボール」という誰にでも馴染みのある球技ルールをベースにしながら、念能力の属性や戦略が極限まで論理的に組み込まれている点です。ゴレイヌのテレポートを使ったアウトの取り方や、ツェズゲラの滞空時間を稼ぐプレーなど、頭脳戦の妙味が随所に光ります。
第二に、ゴンとキルアの友情が試される感情のドラマです。ゴンの無邪気なまでの狂気と前進力、それに応えるために自らの手を犠牲にするキルアの献身は、後の「キメラアント編」で描かれる2人の関係性の変化を予見させる重要な布石でもありました。
【ハンターハンター ドッジボール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キルアの負傷した手はその後どうやって治ったのですか?
A1:ドッジボール戦の勝利報酬として得たカードや、グリードアイランドの指定ポケットカード「大天使の息吹」を使用することで、どのような重傷も完全に治癒されました。キルアの破壊された両手も後遺症なく元通りに回復しています。
Q2:なぜヒソカはゴンたちのドッジボールに参加したのですか?
A2:ヒソカ自身の目的は、クロロの除念師を探すためにグリードアイランドに潜入することでした。ゴンたちと行動を共にすることが情報収集や自身の好奇心を満たすのに好都合であり、成長したゴンとキルアの力を間近で見極めたいという思惑から協力しました。
Q3:アニメでドッジボール戦を見るならどの動画配信サービスがおすすめですか?
A3:日本テレビ版(2011年版)の『HUNTER×HUNTER』は、U-NEXT、DMM TV、Hulu、Netflix、Amazon Prime Videoなどの主要配信プラットフォームで配信されています。グリードアイランド編の該当エピソード(第70話〜第74話)をスムーズに視聴可能です。
まとめ:色褪せない名勝負を漫画とアニメで再確認しよう
レイザーとのドッジボール戦は、少年漫画らしい熱狂的な共闘と、冨樫作品特有の緻密な心理・能力バトルが完璧に融合した珠玉のエピソードです。単行本16〜17巻の緊迫したコマ割りでじっくり味わうのも、アニメ第70〜74話の躍動感ある映像で楽しむのもそれぞれの良さがあります。
ゴンたちの熱い絆とヒソカの痺れるようなファインプレーを、ぜひこの機会に漫画やアニメで追体験してみてください。 (出典: ハンター ハンター ドッジボール(Yahoo!ニュース))